9.菜子撮り鉄(その2)


再び菜子のカーブまでてくてく歩いて戻る。
石渓からの折り返し定期列車がやってきました。
今度は機関車先頭。

菜子カーブを機関車先頭で通過。
この写真が撮りたかったのです。
菜の花咲く菜子駅に停車中。
今度は仙人脚側に歩いてポイント探し。
高台から菜の花と線路を見下ろせる場所をみつけたので、今度はここから芭溝から折り返してきた臨時便を狙ってみることにしました。

が、結果はご覧の通り。
機関車が目立たず失敗しました。
後追いで菜子へ向かう列車を一枚。
続いてやってきた定期便。
この列車の中で妻と合流。やはり観光客で満員の客車に乗り込み石渓へと引き返しました。

私が訪れたのはちょうど中国国内が七連休となる春節期間中ということもあってか芭石鉄道はびっくりするほど観光客だらけ。残念なことに車内には期待していたひなびた軽便鉄道の雰囲気は微塵もありませんでした。
しかし赤字で死に掛けていた芭石鉄道を、どういう形であれ、こうして走らせ続けてくれているのは一ファンとしては喜ばしい限りです。
このぶんなら、きっといつまでものどかな菜の花咲く山の中に元気な汽笛の音色を響かせ続けてくれることでしょう。