主要都市の路面電車ネットワーク崩壊図

1960年代に、大都市を緻密に路線を延ばしていた路面電車のネットワークが、いかに崩壊していったか実感するため、
路線網だけを抜き出して、端的に示してみました。





路面電車路線図を作っていて一番驚いたのは、1960年代の路面電車全盛時代、神戸・大阪・堺の三都市が、路面電車線だけで
結ばれていたということ。そのネットワークを図示したのが、これです。
大阪市交通局・神戸市交通局の市内電車のほか、阪神国道線と南海阪堺線(現阪堺電気軌道)という都市間路面電車が
存在していたことでなせるワザです。まるで、現在のドイツのルール地方のような様相を呈しています。