芭石鉄道車両紹介

芭石鉄道の主力、C2形蒸気機関車です。
軸配置は先輪も従輪もない0-D-0。アメリカ式に言うとエイトホイールスイッチャーとなります。
石家庄動力機廠製、牽引力3168kg、最高速度35km/h、機関車重量16t、テンダー車整備重量12tとのこと。
C2形は軽便鉄道用として広く全国で使用された機関車で、今なお現役の箇所もここ以外にもまだ何箇所かあるようです。芭石鉄道では現在4両が使用されています。
機関車 NO7

機関車NO7
ややサイド気味にもう一枚。
機関車 NO7
訪問した日に動いていたもう一両の機関車。
ヘッドライトの形が違います。
機関車 NO13
芭石鉄道の客車は、一見同じように見えますが、車体高さが不ぞろいで、現物あわせで適当に作っているとしか思えません。

客車 NO2
窓配置2D3ですが、ドアが引き戸タイプのため引き戸にあたる部分の窓が一枚ぶん埋められています。
客車 NO2
客車NO3
窓が広幅のやや大型の車両。
ドアは外開きタイプ。
客車 NO3
客車 NO5
他車よりも幕板が広く、そのぶん車高が高いのが特徴。

外開きタイプのドアを装備。
客車 NO5
客車 NO6

錆だらけ。
おそらく普段は使用されていない車両を多客時につき引っ張り出してきたものか?
客車 NO6
客車NO7
引き戸タイプの標準車。
客車 NO7
客車 NO8
窓配置2D2ですが引き戸タイプのため一枚窓が埋められています。このタイプの客車が一番多いようです。
客車 NO8
客車 NO9

なぜかNO9を名乗る客車は2タイプあります。両方とも芭石鉄道では珍しいボギー客車です。

9の1タイプは屋根が綺麗な曲線を描いており、窓はやや小さめですが丁寧なつくりの客車です。

9の2タイプは他の単車タイプの客車を車体延長しただけのやっつけ車体です。
客車 NO9の1
客車 NO9の2
客車 NO10
客車 NO10
客車 NO11
NO8と同タイプ。
客車 NO11
客車 NO12
NO2と同じく窓配置が2D3ですが、こちらは外開きタイプのドアを装備。
客車 NO12
客車 NO13
客車 NO13
客車 NO15
客車 NO15
客車 NO16
工作車(警備員乗務車)に指定されていて、屋根にスピーカーが載っています。通常外国人はこの客車に乗ることになります。
客車 NO16
客車の反対側はこのとおり、ドアがありません。
連結器はこのような構造になっております。
客車車内。
室内は木製で、外板と同じ緑のペンキで塗られています。
木のベンチだけの簡素なもの。
こちらは工作車車内です。
外国人が乗る車両といっても車内設備は何もかわりません。

窓の上に番号が振っていますが、これ座席番号です。芭石鉄道は一応全席指定なのです。
石渓から躍進橋までは電化されていていて青く塗られた凸電も活躍しています。