4. 14円のすばらしき旅

午後は妻も合流して、乗り鉄を楽しむことに。
ただ、間抜けにもデジカメの電池を切らしてしまい、集配駅向かいの商店で買ったすぐ電池がなくなる粗悪電池で間に合わせたので、残念ながらあまり写真が撮れませんでした。

まずは、峻立行きの5列車に乗車。牽引機は上游1498。

やっぱり蒸気機関車に乗るなら機関車の次位がいいですね。
蒸気機関車のドラフト音、汽笛、ピストンの動く音、さまざまな蒸気機関車の呼吸が客車まで聞こえてきます。
客車の車内はこのとおりがらんどう。
切符は車内の列車員が販売しています。峻立への路線は一人1元(約14円)。後述の興山への路線は一人0.5元でした。
車内にはタバコ売りのおばちゃんもいます。

富力〜興安間の車窓風景。
ボタ山が見えます。

撮り鉄情報ですが、大陸駅を過ぎたところで、国鉄をオーバークロスします。そのあとしばらく築堤の上を走るのですが、その築堤のあたりが見晴らしもよくお勧めです。

興安駅にて。
曰くありげな古めかしい客車を見つけました。
終点の峻立駅。
大きな石炭の積み込み場があるようです。
上游1498の機関士に妻がアドレスを書いてもらっているところ。
 ボイラーについていた銘板によれば、上游1498は1986年11月唐山機車車輌工廠製。
 実は、日本の下手なステンレス製電車よりずーっと若かったりします。

折り返し便、峻立駅を出発します。
今度はテンダー側を先頭にして走るようです。
折り返し列車で再び集配駅に戻ったあと、今度はタクシーを飛ばして別の路線の終点、興山を目指します。
どろんこ道を走ること約20分。ホームでは、すでに上游3013の牽引する24列車が煙をあげて出発を待っていました。
こちらの路線では、車窓から撫順とまではいきませんが、なかなか大きな露天鉱を眺めることができます。

写真は乗降場駅。
ホームなんかありません。線路際に直接降りた乗客はそのまま三々五々、町に消えて行きます。
夜、誰もいない集配駅。
ハルピン行きの夜行列車の出発を待つ合間に20時15分に集配駅に到着する10列車を撮ろうと最後の撮り鉄を敢行したのですが、結局到着予定時刻になっても列車は到着せず、あきらめて立ち去ることにしました。

わずか1泊の短い滞在期間でしたが、鶴崗炭鉱鉄道の親切な人々に囲まれ充実した旅になりました。機会があれば、また再訪したいものです。