東風11Z型 2002年〜 2007.01.03 北京機務段
車両解説
東風11Z型は、共産党幹部や人民解放軍の高級将官を輸送する専運列車の専用牽引機として東風11型をベースに製造された車両で、日本でいうところのお召し列車牽引機、EF58-61号機に相当する機関車といえるだろう。EF58-61号機が伝統的な旧型客車の車体色に合わせてマルーンに塗られているのに対して、東風11Z型は、伝統的な中国客車の車体色に合わせてダークグリーンに黄帯を締めていることも、両者の共通項といえるだろうか。
性能的には東風11型と同一であるが、片運転台の機関車を2両背中合わせに連結した重連タイプとなっている点が異なる。これは、故障による遅れが絶対許されない専運車の特殊事情によるもので、万が一片方の機関車が故障しても、もう一方の機関車で支障なく専運客車を牽引できるようにするためである。
東風11Z型は4組8両全機が北京機関区に配属されているが、牽引する列車の性格上、運用は外部には極秘であり、走行中の姿を捉えるのは困難である。しかし多客時にはピンチヒッターとして一般旅客列車を牽引する姿も見ることができる。
東風11Z型データ 製造初年 2002年 製造所 戚墅堰機車車輌廠 軸配置 C-C 動力伝達方式 電気式 駆動方式 中空軸平行カルダン 全長 21250mm×2 自重 138t×2 ディーゼル機関及び機関出力 16V280ZJA 3610kw/4910PS×2 電動機総出力 3040 kw×2 最高速度 170km/h 専運列車を牽引するDF11Z。ダークグリーンで統一された美しい編成美を見せてくれる。
2007.08.25 東便門