東風5型 1976年〜 2008.06.06 莱蕪東
車両解説
東風5型は1976年から唐山機車で製造を開始した入換、小運転用の電気式ディーゼル機関車である。
鉄道博物館に保存されている唐山機車の初期の東風5型は、別名「抗震」型と呼ばれている機関車だ。1976年7月28日早朝に唐山を襲ったマグニチュード7.8の直下型大地震で、唐山市は壊滅的な被害を受けた。唐山機車車両廠も例外ではなく工場は倒壊、車両製造設備も破壊されてしまい、当時工場で新製が進められていた東風5型は瓦礫の下に埋まってしまうという惨状だった。唐山機車は、残された設備と人力を総動員して、この東風5型を震災後わずか二ヶ月という短期間で修理し、本線に投入したことから、震災復興の象徴となるべく「抗震型」と名づけたそうである。
ここで終われば美談の一つになるのだろうが、実はこの「抗震型」機関車は、性能上問題が多い欠陥車で1981年までにわずか32台が製造されただけで製造打ち切りとなってしまったという。
現在は、この初期の「抗震」型の改良型で、1985年より製造された車両が全国各地の貨物ヤードや、客車区での入換作業に活躍中だ。
東風5型データ 製造初年 1976年(試作1974年) 製造所 唐山機車車両廠製(初期型)、大連機車車輌廠・四方機車車輌廠(改良型) 軸配置 C-C 駆動方式 釣掛式 全長 18000mm 自重 135t ディーゼル機関及び機関出力 8240ZJ 1210kw/1650PS 電動機総出力 1210kw(初期型)、1500kw(改良型) 最高速度 60km/h(初期型)、100km/h(改良型) 中国鉄道博物館に保存されている初期の抗震型の東風5型。
2008.02.17 中国鉄道博物館東北地区で使用されている東風5型は、冬場ラジエーターをカバーで覆ってしまう。
2006.12.03 瀋陽東風5型の改良型、東風5B型
2008.06.14 調兵山