東方紅3型 1976年〜 2008.06.15 調兵山
車両解説 東方紅3型は、東方紅1型の後継機として1976年より製造が開始され、1989年までに268両が製造された幹線、旅客用の液体式ディーゼル機関車だ。箱型車体で前面の金太郎塗りは東方紅1型ゆずりだが、片運転台式重連タイプではなく、同時期に製造されている東風4型を小型化したようなスタイルの単機タイプとなった。この機関車は、もともとアフリカのタンザニアとザンビアを結ぶタンザン鉄道向けの輸出機関車をベースに、中国国内向けの小改良を加えてデビューした機関車とのこと。
エンジンは出力730kwのものを2基装備し牽引する客車の両数によって、1基運転、2基運転と使い分けることが可能な構造になっている。また末期に増備されたタイプはエンジン出力が820kw×2にパワーアップされた。
東方紅3型機関車は東北地方各省に配置され客車列車の牽引に活躍したが、1997年以降の旅客列車のスピードアップについていけず現在国鉄線上からは全て引退。鉄煤集団などの専用線で最後の活躍をしている他、一部には北朝鮮に払い下げられた車両も存在している。
東方紅3型データ 製造初年 1976年 製造所 四方機車車輌廠 軸配置 B-B 動力伝達方式 液体式 全長 118550mm 自重 92t ディーゼル機関及び機関出力 12V180ZJA×2 (後期型:12V180ZJB×2)
1985kw/2700PS(後期型:3000PS最高速度 120km/h(後期型:125km/h)
北京の鉄道博物館に保存されている0009号機は、もともと錦州機関区に配属されていた車両で、現存する東方紅3型の最若番かつ原型をよく留めていることから白羽の矢が立ち、保存されることになった車両である。
2007.01.27 中国鉄道博物館現役の東方紅3型は、鉄煤集団などの専用線で最後の活躍をしている。
2008.06.16 調兵山