東方紅5型 1976年〜
2007.02.23 南口機務段
車両解説


 東方紅5は、東方紅2をベースにやや大型化して、その分出力も最高速度も向上し、入換の他、本線での小運転にも使用できるようにした機関車だ。車体は緑色ベースに白帯という東方紅2と同一色に塗られていて、両者とも見た目は似ているが、東方紅2がエンドキャブを採用しているのに対して東方紅5はセミエンドキャブを採用している点から区別ができる。

 東方紅5はモデルチェンジを繰り返しながら1998年まで製造され、小型軽量であることを生かして全国に配置され、客、貨車の入換に活躍した。今でも各地でその姿を見ることができるものの、近年は東風57といった電気式入換用ディーゼル機関車にその役目を奪われ、急速にその勢力を縮小しつつある。中国鉄道では少数派の液体式ディーゼル機関車ということもあり、案外早く全廃の時期が訪れてしまうかもしれない。

 なお、この東方紅5以降、炭鉱専用のディーゼル機関車を除き、中国で液体式ディーゼル機関車の新形式は登場していない。

東方紅5型データ
製造初年 1976年
製造所 資陽内燃機車廠
軸配置 B-B
動力伝達方式 液体式
全長 14900mm
自重 86t
ディーゼル機関及び機関出力 12V180ZJ  790kw/1075PS
最高速度

80km/h

東方紅5のキャブ側。東方紅2と異なり、ボンネットタイプのセミエンドキャブを採用しているのが特徴。
2006.08.20 五路
今は亡き北京旧南駅にて客車の入れ換え作業中。
2006.03.27 北京南