NJ2型 2006年 2006.07.17 ナクチュ
車両解説
NJ2型はアメリカGE製(GE形式C38Ache)、交流モーター駆動の電気式ディーゼル機関車だ。西寧からラサまで延びる青蔵鉄路専用機として開発された機関車で、標高5000mを越える厳しい自然の中を走るため様々な特殊機構が施されている機関車である。
車体は箱型で、いわゆるアメロコスタイルとは異なるものの、全体的に直線で構成されたいかついデザインからはアメリカ機らしい迫力を存分に感じさせてくれる。単機での運行も構造上は可能だが、標高5000mを越える地での機関故障は即、死に関わるため、必ず重連以上での使用が前提となっており、そのため運転台は車体片側にしかついておらず、通常2両を背中合わせに連結した重連、もしくはさらに1両増結した三重連で使用されている。
ディーゼルエンジンには過給機が装備され、標高5000m条件下でも2700KWの出力を出すことが可能なほか、燃料噴射量をコンピューター制御しエンジンを常に最適な運転条件に保つことができるというハイテク機関車だ。また運転台には航空機の技術を応用した酸素供給機を供え、運転士が酸欠状態にならないようにするなど安全面にも気を配った設計となっている。
NJ2型は2006年〜07年にかけて78両が青蔵線に配備され、ゴルムド〜ラサ間を走る全ての列車を牽引して活躍中だ。青蔵線開業当初はNJ2型に混じって東風8B型の高地対応型9000番台「雪域神舟」も使用されていたが2006年11月末をもって運用から外れ、現在同区間の運用はNJ2型に統一されている。
NJ2型データ 製造初年 2006年 製造国/メーカー アメリカ・GE 軸配置 C-C 動力伝達方式 電気式 駆動方式 釣掛式 全長 70フィート8インチ 自重 138t ディーゼル機関及び機関出力 16FDL 3234kw/4000PS 電動機総出力 2730kw 最高速度 120km/h NJ2型は青蔵線のうち、ゴルムド〜ラサ間で活躍。
2006.07.17 ゴルムド