前進型 1956年~
2008.06.07 州煤業
車両解説
 前進型は、旧ソ連のシベリア鉄道で使用されていた大形貨物用蒸機機関車LV型(友好型=YH)をベースに、中国国内で量産化された形式で、1956年~1988年までに4708両が大同機車厰などで製造された。当初は「和平」型と呼ばれたが、文化大革命等の変遷(「反帝」型と名乗っていた時期もあった)を経て、1971年に現在の「前進」に落ち着いた。
 軸配置は1-E-1で、現役機としては世界最大級の蒸気機関車。ただし、貨物機という性格上動輪直径は1,500mmと、日本のC62(1,750mm)などに比べて小さめである。初期車は、転車台の有効長の関係から、テンダーが四軸(2-2)の車両が多かったが、後年に増備された車両はテンダーが延長され、六軸(3-3)となっている。一部には、前方視認の向上のため、デフレクターを切り上げた車両(通称「ハイデフ」機)が存在し、今なお人気が高い。国鉄線を中心に、主に貨物列車の牽引機として活躍したが、国鉄線の無煙化に伴い1990年代に建設が進んだ地方鉄路に転じ、集通鉄路(集寧南~通遼)では重連で貨物列車を牽引する姿が2005年末まで見られた。
建設型データ
製造初年 1957
製造所 大同機車車輌廠、大連機車車両厰ほか
軸配置 1-E-1
全長 26254m
運転整備重量 253t
缶圧力 15.0kg/cm2
出力 2192kw
動輪直径 1500mm
最高速度 80km/h
前進型、テンダー側。二つ目玉のテンダーは山東省の前進型の特徴。
2008.06.07 州煤業


前進型蒸気機関車撮影リスト
整理番号 ナンバー 製造年 製造メーカー 撮影場所 撮影日時 備考
1 0001 1956年 大連機車 中国鉄道博物館 2007.07.01 保存蒸気
2 0004 1958年 大連機車 中国鉄道博物館 2008.02.17 保存蒸気
3 0101 1964年 大同機車 中国鉄道博物館 2006.04.17 保存蒸気
4 3460 1980年 大同機車 莱蕪東 2008.06.06
5 6650 1984年 大同機車 平頂山 2007.07.15
6 7072 1986年 大同機車 魯南鉄合金厰 2008.06.07
7 7186 1987年 大同機車 平頂山 2008.04.05
8 7189 1988年 大同機車 州煤業 2008.06.07
9 7190 1988年 大同機車 州煤業 2008.06.07