中国鉄路車両図鑑 中華人民共和国の面積は9602716ku。日本の約26倍にのぼる広大な大地に張り巡らされた鉄路はおよそ7.8万km。標高5000mを越えるチベット高原から、夏の気温は50度を越える灼熱のタクラマカン砂漠、冬はマイナス40度に達する極寒の針葉樹林帯まで、中国の至るところに通じている。その鉄路の上を走る車種も、一日一往復のローカル列車から、最高速度200km/hで都市間を結ぶ電車特急、2万t級の超重量級貨物列車まで実に新旧様々だ。
また中国国産の車両に混じって、日本、フランス、アメリカ、ロシア、ドイツなど多くの国々の車両も活躍している。これら輸入車の歴史をひもとくと、そこからは中国と各国間との複雑な国際情勢が垣間見え、これもまた興味深い。
鉄道ファンであれば、その国の車両を見れば、その国の歴史が、地理が、経済が、国際関係が見えてくるはず。この国を語る上で、最もこのコーナーでは、今の中国鉄路で活躍する多彩な車両たちを紹介し、読者にとって中国という国を知る切り口の一端となれば、と思っている。
中国鉄路蒸気機関車図鑑
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中国鉄路動車図鑑・国産車両編
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