ラッセル車撮影ガイド(比布)


比布の旧駅舎。残念ながら現在は解体されてしまいました。

2016年に開業した新駅舎です。中には喫茶店が併設されています。
  
 比布へのアクセスは鉄道が便利。旭川発14時50分の快速なよろ号に乗車し、15時11分に比布に到着します。石北ラッセルを新旭川、南永山、将軍山、伊香牛などで撮影後、バスで永山駅最寄りの永山2条19丁目に移動し、永山駅からこの列車に乗車することも可能です。ラッセル車の比布駅到着は15時30分頃。比布駅では列車交換のため12分停車します。このため、比布駅周辺では列車到着前、出発後の2回走行シーンを撮影することができます。

 到着前の列車はA地点、駅の跨線橋から狙うとよいでしょう。ただし駅手前の踏切のさらに手前でフランジャーを上げてしまうので、迫力のあるラッセルシーンを撮影するには、かなりの望遠レンズが必要になります。ただし、駅構内もフランジャーを下げて入ってきますので、ゆっくりではありますが、もし雪が線路上を覆い隠すくらいに積もっていれば、もりもり雪をかきわけてラッセル車が進んでくるシーンを撮影できます。どちらかというと動画向きかもしれません。
 
 ラッセル車が到着したあとは、比布駅到着後に線路沿いに北上し、二つ目の踏切の手前の排雪だまりの天然お立ち台B地点)で撮影するとよいでしょう。撮影現場まで駅から約400メートル。徒歩7~8分で、現場に到着します。

 B地点からだと、ラッセル車を正面がちには撮影できますが、支柱が多少うるさい感じです。支柱に邪魔されない構図にするためには、手前まで引き付ける必要がありますが、そうすると今度は踏切に近づく関係上、ラッセル車はフランジャーを上げウイングを閉じ、ラッセル作業をやめてしまい、絵になる写真にならないというジレンマがあります。
 うるさい支柱を避ける構図で撮影したい場合はB地点よりやや手前のC地点から、サイド気味に標準レンズを使用して狙うという方法もあります。どちらが良いかはお好みで。

 比布でのラッセル撮影後は宗谷ラッセルをさらに北に追いかけるパターンと石北ラッセルに転戦するパタ―ンの2プランあります。
 宗谷ラッセルをさらに北に追いかける場合は、道北バスの名寄行を利用します。道北バスのバス停は、比布駅前ではなく、駅から徒歩5分ほど離れた役場前にあるので注意。時間帯的に2月上旬以降は塩狩周辺、3月上旬は和寒周辺での撮影が可能です。


 駅舎には喫茶店が併設されており、パンやホットコーヒーを購入することができます。
A地点より撮影
2018.1.6 15時29分撮影
 
A地点より撮影
2018.1.6 15時30分撮影
 
B地点より撮影。意外と支柱が邪魔なので、うまく処理してください。
2016.1.31 15時07分撮影
踏切に近づくと、支柱の邪魔はなくなりますが、除雪作業をやめてしまいます。2016.1.9 15時05分撮影
 
C地点より撮影
2016.1.9 15時05分撮影