運転手のおっちゃん

 翌日、6時発の1列車と6時40分発の21列車の写真を撮るため、早起きを試みるものの起きたのは8時過ぎ。全くの根性なしです。おまけに外は雨。朝からテンションがさがりっぱなし。
 しかし、このまま部屋にいても仕方ないので、10時6分に集配に到着する4列車の写真をとろうと炭鉱鉄道の駅へ。
 駅に着くと、うまい具合に雨はやんでいた。駅構内で休んでいた凸形電機の写真を撮りながら、列車の到着を待つ。
と、その凸電の運転手のおっちゃんに声をかけられる。
で、こうなった。

さらにこうなった。
で、いつの間にか、こんなことに!

「乗っちゃっていいんですか?」
「いいよ、いいよ。全然問題ない」
運転席に座れて息子もおおはしゃぎ。
電気機関車のブレーキハンドルと計器類。

この時点で興奮しまくっており、4列車のことは忘却の彼方。
隣で貨車の入れ替え作業をしていた上游1464。

と、運転手さん、上游1464の機関士に
「日本人が来ているんだけど、乗せてやってくれないか?」
と声をかけてくれた。

ええ!いいんですか?という私に向かって運転手は一言。
「せっかく旅行に来たんだから楽しんでいかないとね」
もう感激。
今、私、蒸気機関車の運転席に乗ってます!
乗っちゃっていいんでしょうか(興奮気味)
息子が投炭させてもらえることになりました。
えい、やあ。
さようなら、上游1464。
二人の運転手さん。
鶴崗で一番の思い出をありがとう!

寝坊しないできっちり朝早く駅に行っていたら、こんなことにはならなかったはず。運命って不思議です。

3.車輌工場見学