概要
非電化区間が営業距離の約67%を占める中国国鉄の主力はやはりディーゼル機関車で、その総数は2007年末で約12000台。
ディーゼル機関車は、動力伝達方式によって電気式と液体式に大別されますが、中国で主流を占めるのが東風シリーズに代表される電気式です。エンジンで発電機を回しモーターを駆動する電気式は、液体式ディーゼル機関車に比べ効率の面で有利ですが、構造が複雑で重量が嵩むため、日本では一部を除き一般化していませんが、路盤の強い中国ではこちらが主力。逆に日本で一般的な液体式ディーゼル機関車は入換用途などで細々と使われているに過ぎません。
また中国のディーゼル機関車は、本線用の機関車と入換用機関車を明確に区別しているのも特徴の一つです。本線用の機関車は運転視界を確保するためデッキなしの箱型車体を、また入換用機関車は入換作業に便利なように車体前後にデッキが、車体側面に通路がつき、前進、後退を繰り返すたびに運転手がいちいち移動しなくてすむよう運転台を車体の片隅にまとめたエンドキャブまたはセミエンドキャブと呼ばれる車体を採用しています。
ここでは、Z列車の先頭に立ち最高速度160km/hで走行する特急型から、ヤードや工場、炭鉱で使われる入換え専用機まで、新旧大小さまざまなタイプのディーゼル機関車たちを紹介していきましょう。
ディーゼル機関車の付番法則
◆電気式ディーゼル機関車「東風シリーズ」
ディーゼル機関車の付番法則は、動力伝達方式及び、国産機、輸入機により異なっているが、国産の電気式ディーゼル機関車は「東風」型と呼ばれている。中国語で「東風」の意味はいくつかあるが、その一つに「革命精神が体内に漲ることのたとえ」というものがある。ディーゼル機関車に使われている東風の意味はまさにこれ。「東風」のネーミングは他にもトラックや大陸間弾道ミサイルの形式にも使われている。
東風シリーズは一般的には東風(Dong Feng)の頭文字をとってDF○型と呼ばれることが多い。DF4型、DF8型など、東風に続く数字とあわせて型式を現す。東風シリーズは現在DF12型まで登場している。また、マイナーチェンジが行われると、DF4B型、DF11G型のように型式の末尾に、さらにアルファベットを付加して区別を行っている。
◆液体式ディーゼル機関車「東方紅シリーズ」
一部の例外を除き国産液体式ディーゼル機関車に使われているのは「東方紅」。東の国にいる「赤い」思想を持った人物「毛沢東」を、東から昇る太陽に例えたことに由来するネーミングだ。一般的には東方紅(Dong Fang Hong)の頭文字をとってDFH○型と呼ばれることが多い。
東方紅シリーズはDFH1型からDFH7型まで存在する。
◆輸入機関車
中国には少数派ながら外国から輸入されたディーゼル機関車も存在する。これら輸入機については、ND5型、NY6型など電気式、液体式ともにアルファベット2文字から成る記号を形式に用いている。
現在存在するのは、ND、NY、NJの3タイプ。
3タイプに共通するNはディーゼル機関を意味する内燃(Nai ran)の頭文字N。二文字目のD、Y、Jは動力伝達方式を表す。Dは電力伝動(Dian li chuan dong)つまり電気式、Yは液力伝動(Ye li chuan dong)つまり液体式、Jは交流伝動(Jiao liu chuan dong)、これは電気式かつ交流モーター駆動の機関車に使用されている。ディーゼル機関車の付番法則は、動力伝達方式及び、国産、輸入機により異なっている。
国産の電気式ディーゼル機関車に伝統的に付けられているのは「東風」。中国語で東風という言葉が指し示すものはいくつかあるが、その中に「革命精神が体内に漲ることのたとえ」というものがある。ディーゼル機関車に使われている東風の意味はまさにこれ。東風のネーミングは他にもトラックや大陸間弾道ミサイルの形式にも使用されている。
国産電気式ディーゼル機関車 東風1・3型 東風2型 東風4型・4B型 東風4C型 東風4D型 東風4DJ型 東風4DK型 東風4DD型 東風5型 東風7型 東風7D型 東風8型 東風8B型 東風9型 東風10F型 東風10D型 東風11型 東風11Z型 東風11G型 東風12型
国産液体式ディーゼル機関車 東方紅1型 東方紅2型 東方紅3型 東方紅5型 東方紅21型 北京型
輸入ディーゼル機関車 ND2型 ND3型 ND4型 ND5型 NY5・6・7型 NJ2型